あゝ無情・・・。
娘を拉致された横田滋さんがご逝去された。
空(現状の課題認識)
泣けてきた。娘を拉致された横田滋さん(87歳)がご逝去された。我が子が、中学1年生の時、部活の帰り道に北朝鮮に拉致された。突然の拉致以来、この40年以上、横田滋さんは、どんな思いで生きておられたのだろう。その心中を思うと、手の震えが止まらない。
平成9年に拉致被害者の家族会が結成されてからは、救出を求める署名活動や1400回を超える講演を重ねた。更には、拉致問題解決のため、横田さん夫婦は、アメリカの大統領にもお願いに出かけた。
雨(課題の深堀り)
拉致問題とは、国際社会の重大犯罪だ。国民の命と財産を守る政府であれば、国家として解決せねばならない最重要事項だと思う。
想像してみた。もし我が娘が拉致されたら、私は普通ではいられるだろか・・・・。私なら手段を選ばない。助けを待っている娘を奪回に行く決意をすると思う。禁じられている武器を持ち、殺されようが、敵地に乗り込み救出に行く。その覚悟もある。
だが、現実問題、ひとりだけでは奪還できない。
ああ無情。
どうして、この国は拉致問題が解決できないのだろう。その理由はただひとつ。現行憲法では国民の命を守れないからだ。
傘(結論と希望)
国民の命が守れない憲法なら、守れる憲法にすればいい。当たり前のことだ。国がやるべき仕事は、国家が国家として存在する意義でもある、国民の生命、財産を守り、国益を守り抜くことだ。
いつまでも決断を先送りしている場合ではない。
この国は、国民の命を守るのか、守らないのか。日本の領土は、取られ放題なのかどうか。ハッキリする必要がある。
この6月5日、憲法改正を望む安倍総理は、横田滋さんの訃報に対して「断腸の思いがする。本当に申し訳ない思いでいっぱいだ」と述べた。これが総理の本音なのだと思う。
憲法を変えるのは、私たち国民の責任だ。現行憲法のままでは、いつまでたっても国民の命は守れない。これでいいはずがない。国民は全力で安倍総理の憲法改正を全力で応援すべきだと思う。私は、日本が、国民の命を守れる、国家と呼ぶにふさわしい国になること望んでいる。
横田滋さんのご冥福を心からお祈り申し上げる。
南無阿弥陀仏