Naruhodo-Blog

情報を整理して、ちょっと考えてみました。

わいせつ行為をした教員の「免許再取得」に反対したい。

愕然としたニュースだった。

 

教員による児童や生徒への「わいせつ事件」が止まらない、教育の現場は、ずっと異常な状態が続いている。おぞましき、このニュースを聞いて、驚きの気持ち以上に、こうした性暴力がここまで継続していた事実に愕然とした。

これを踏まえ、文部科学省は、わいせつ行為で教員免許を失っても3年が経過すれば再取得可能としている教育職員免許法を改正し、制限期間を5年に延長する規制強化案を検討しているという。

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文部科学大臣会見写真

しかし、この文部科学省の対応に大きな違和感を感じる人は多いと思う。そもそも、わいせつ行為や性暴力とは懲戒免職ではすまされない犯罪だ。そういう行為をした人物が、なぜ教員免許を再取得できるのだろう。栃木県では過去4度も逮捕された教員がいたというのに。この国はどこまで後進国なのだろう。

学校という閉鎖的な場所で、教員は圧倒的な権力者であり、子どもは声を上げにくい。つまり、悪意のある教員にとって、この国は犯罪天国、わいせつ天国になってしまっている。文部科学省は、わいせつ行為とは明らかな犯罪という認識が欠如している。

腐った組織のなかで、こうした事態を異常だと気づかないのだろうか。文部科学省では、わいせつ行為をHP内で「わいせつ行為」とは、強姦、強制わいせつ(13歳以上の者への暴行・脅迫によるわいせつ行為および13歳未満の者へのわいせつ行為)、公然わいせつ、わいせつ物頒布等、買春、痴漢、のぞき、陰部等の露出、青少年保護条例等違反、不適切な裸体・下着姿等の撮影(隠し撮り等を含む)、わいせつ目的をもって体に触ること等をいうと説明しているが、これは確実に犯罪だ。

 学校でのわいせつ事件が増加しているいま、子供たちを守るために、多くの国民が声をあげないとこの問題は解決しない。わいせつ行為をした異常な人物たちを文部科学省は、なぜ許し続けるのだろう。萩生田文部科学大臣は、どう思っているのだろう。

性犯罪を犯した人物に教員免許の再交付をするなんて断固反対したい。文部科学省には、子供を守るのか、守らないのか、ハッキリとした姿勢を示して欲しい。

児童や生徒たちにとって、邪悪な教員による性犯罪がどれほど心の傷になるのだろう。いじめという犯罪行為が日常化し、性犯罪が増加する教育現場は確実に腐っている。壊れた組織をどう立て直すのか、徹底的改革を文部科学大臣に期待したい。

教育という現場での性犯罪が、この国で継続されてきたことに、一人の親として、日本人として衝撃を受けたと同時に、大人として本気で声をあげたい。

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